ゴก็ (kɔɔ)は1日何十回も利用することになる単語です。
短い単語ですが、他の単語と組み合わせることで
めちゃくちゃ意味が増えます。
一度「ゴ」を使いだすと、
文章のどこに入れてもいけそうな感じになって乱用するかもしれません。
「ゴ」を絡めた単語は、本来なら1ページずつ丁寧に説明もできますが、
ここでは「ゴ」を使う単語をザっとまとめています。
意味が多い分かなり長いページになりますので、
見出しで気になる「ゴ」に飛んじゃうのもよいと思います。
ドゥアイด้วยと同じくタイ語の基本中の基本ですので、
様々な使い方をしっかりと覚えましょう。
※ด้วยドゥアイの使い方参照
見出し
「~も」のゴ
「~もまた」などと訳すことができます。
A + ゴ + B ⇒ A も B が最も簡単な「~も」を表すゴです。
ちなみに、ドゥアイにも「~も」の意味がありますが、
ドゥアイは文末におき、ゴは後に文章が続きます。
「それでも~」のゴ
否定のマイと一緒に文の間に入り、「それでもなおかつ」といった意味を持ちます。
A + ゴ + マイ + B ⇒ A それでも B
イョイェ เยอะแยะ(yə́ʔ yɛ́ʔ) ⇒ たくさん
ンガオเหงา(ŋǎo) ⇒ 寂しい
「でも」の「テーแต่」と似ていますが若干異なります。
日本にも「でも」「しかし」「だけど」と様々な言い回しがあるように、
タイ語にもたくさんの言い回しが存在するのです。
「~なら~」のゴ
文脈によっては、ゴを使った命令形が出来上がることもあります。
A + ゴ + B ⇒ A なら B しろ(命令形)
ローン ร้อน(rɔ́ɔn) ⇒ 暑い
オークออก(ɔ̀ɔk) ⇒ 出る
文末は「~しろ」「~しなければいい」のような形になることが多いので、
基本的にはBには動詞が入ることが多いんじゃないかと思います。
「ということにしましょう」妥協を表すゴレーオガン
「ゴレーオガン」は買い物の交渉時などに使えますね。
ゴレーオガン ก็แล้วกัน (kɔɔ lɛ́ɛw kan) ⇒ ~ということにしましょう
พรุ่งนี้กินซูชิก็แล้วกัน (pʰrûŋ níi kin suu cʰíʔ kɔɔ lɛ́ɛw kan)
200Bก็แพงเกินไป 150Bก็แล้วกัน (200B kɔɔ pʰɛɛŋ kəən pai 150B kɔɔ lɛ́ɛw kan)
プルンニーพรุ่งนี้(pʰrûŋ níi) ⇒ 明日
グンパイ เกินไป(kəən pai) ⇒ ~しすぎ「~しすぎ」のタイ語表現参照
本的には「こうしたい」という内容の後に文末に持ってきます。
日常生活でも意外と使う場面が多いので覚えると重宝します。
「だから」のゴルーイ
接続詞の「だから」です。
辞書や単語帳にはプロチャナンが載っていることも多いですが、
口語では圧倒的にゴルーイが使われます。
A + ゴルーイ + B ⇒ A だから B
Aで一旦文章を切ってもよいですし、「~だから‥」と繋げることもできます。
ไม่ได้บอกก็เลยไม่ได้ทำ (mâi dâai bɔ̀ɔk kɔɔ ləəy mâi dâai tʰam)
ボーク บอก(bɔ̀ɔk) ⇒ 言う
接続詞の「だから」として使うため、AとBの間にゴルーイを持ってきたくなりますが、
Bの部分に主語が入るときには、主語+ゴルーイ+述語という順になるので気を付けてください。
ロットティットではロットが主語、ティットが述語ですが、その間にゴルーイを入れます。
「すぐ~」「もうすぐ~」のディアオゴ
「すぐ~」には他にもたくさんの言い回しがありますが、
ゴを使った簡単な言い回しなのでこちらも日常生活でよく使われます。
ディアオゴ เดี๋ยวก็ ⇒ もうすぐ~です
「~と」「それから」のレーオゴー
英語の&を表すゴの使い方です。
&はガップを利用することも多いですが、場合にによってはレーオゴーのほうが頻出です。
A +レーオゴー + B ⇒ A と B
しかし「それから」の意味もあるため、
ガップしか使えない「~と」という表現もあります。
コー ขอ(kʰɔ̌ɔ) ⇒ ~ください
「だって・・・」のゴ
「なぜなら」を表すプロワーの代わりに使えるゴです。
文法的に全く同じではありませんが、「だって~じゃん」という感じで使えます。
ゴ + A ⇒ だって~
ゴ ヤン パック ティアン ユー ニー ก็ยังพักเที่ยงอยู่นี่ (kɔɔ yaŋ pʰák tʰîaŋ yùu nîi)
イムอิ่ม(ìm) ⇒ 満腹
※タイ語の「お腹いっぱい」は2つあった~イムとネンの使い分け~参照
タムガーンทำงาน(tʰam ŋaan) ⇒ 仕事
だって~だもんというときには、ゴ~ニーという表現になります。
男性が使っても問題ないですが、何となく女性的な表現の感じがします。
「でも~は」のテーゴ
単純な「でも」ではなく、「~はダメだけど、~はいいよ」ってときに使えます。
A + テーゴ + B ⇒ A だけど B
A + テー + Bの場合はAとBが同格の反対語ですが、
ゴが入ることでB部分を強調するイメージかと思います。
เขาหล่อแต่ก็นิสัยไม่ดี (kʰǎo lɔ̀ɔ tɛ̀ɛ kɔɔ ní sǎy mâi dii)
อันนี่แพงแต่ก็อร่อยมาก (an nîi pʰɛɛŋ tɛ̀ɛ kɔɔ a rɔ̀y mâak)
Aという欠点はあるけどBは素晴らしい
AはダメだけどBという取柄はある
という感じですね。
ロー หล่อ(lɔ̀ɔ) ⇒ かっこいい
ニサイ นิสัย(ní sǎy) ⇒ 性格
ペーン แพง(pʰɛɛŋ) ⇒ 高い(値段)
「~でもいい」のゴダイ
「できる」の助動詞ダイを付けることで「~でもいいよ」となります。
A + ゴ + ダイ ⇒ ~でもいい、~でもOK
場合によっては、ちょっと失礼な表現になるので注意してください。
アローイ ゴ ダイ อร่อยก็ได้ ( a rɔ̀y kɔɔ dâai)
ゴダイ ゴダイ ก็ได้ๆ (kɔɔ dâai kɔɔ dâai)
チャーช้า(cʰáa) ⇒ 遅い
普通によく使う表現ですが、このように投げやり感を出すこともできます。
疑問詞と絡めるゴの表現
※タイ語の疑問詞・5W1Hについても参照ください。
疑問詞 + ゴ + A ⇒ ~でもA
アライゴ~ ⇒ なんでも~
ムアライゴ~ ⇒ いつでも~
ティナイゴ~ ⇒ どこでも~
クライゴ~ ⇒ 誰でも~
タオライゴ~ ⇒ いくらでも~
หิวข้าวตอนนี้อะไรก็กินได้ (hǐw kʰâaw tɔɔn níi a rai kɔɔ kin dâai)
また、「疑問詞×2+ゴ」で強調の意味を持ちます。
ヒウหิว(hǐw) ⇒ 空腹
トーโทร(tʰoo) ⇒ 電話
ルー チャックรู้จัก(rúu càk) ⇒ 知っている
※ルーรู้とルーチャックรู้จักとカオチャイเข้าใจを使い分ける参照
疑問詞+ゴダイ
その疑問詞が持つ意味と「~でもいい」が合わさります。
アライゴダイ なんでもいいよ
ムアライゴダイ いつでもいいよ
ティーナイゴダイ どこでもいい
クライゴダイ 誰でもいい
タオライゴダイ いくらでもいい
アライ ゴ ダイ อะไรก็ได้ (a rai kɔɔ dâai)
ティーナイ ゴ ダイ ที่ไหนก็ได้ (tʰîi nǎi kɔɔ dâai)
ヤークอยาก(yàak) ⇒ ~したい ※【助動詞】อยาก ヤーク~したい参照
カップルにありそうな会話ですね。
あんまり使うと優柔不断と思われるので気を付けてください。
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これだけ懇切丁寧に分かり易く説明しているサイトは初めてです。
いままで疑問に思っていた使い方が分かり感激です。
有難うございます。
ありがとうございます。すみませんこちら見逃しており遅くなりました。
今後も色々書いていくのでよろしくお願いします!
すごく勉強になりました!ありがとうございました!
ありがとうございます!今後もよろしくお願いします!