タイ語の「と」には、ガップ กับ(kàp)とレーオゴー แล้วก็(lɛ́ɛw kɔ̂ɔ)などがあります。
「友達と走る」の「と」と、「ソムタムとコームーヤーン」の「と」。日本語では同じでも、前者は一緒にする相手、後者は並べているものを表しています。会話の例から、2つの使い分けを見ていきましょう。
「と」を表す2つのタイ語
それから・そして・あと
แล้วก็
レーオ ゴー
lɛ́ɛw kɔ̂ɔ
私は友達と走りますฉันวิ่งกับเพื่อนチャン ウィン ガップ プアンcʰán wîŋ kàp pʰɯ̂an
このガップは「友達と一緒に」ということ。英語ならwithに近い使い方です。ここでガップをそのままレーオゴーに変えると、「友達と一緒に走る」という意味にはなりません。
ソムタムとコームーヤーンをくださいขอส้มตำกับคอหมูย่างコー ソムタム ガップ コームーヤーンkʰɔ̌ɔ sôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ
ソムタム、あとコームーヤーンをくださいขอส้มตำแล้วก็คอหมูย่างコー ソムタム レーオ ゴー コームーヤーンkʰɔ̌ɔ sôm tam lɛ́ɛw kɔ̂ɔ kʰɔɔ mǔu yâaŋ
こちらは料理を2つ並べているので、ガップでもレーオゴーでも言えます。「一緒にする相手」なのか「並べるもの」なのかが、最初の例との違いです。
単語の内訳
ส้มตำソムタムsôm tam
青パパイヤのサラダ
คอหมูย่างコー ムー ヤーンkʰɔɔ mǔu yâaŋ
豚の首肉の炭火焼き
レーオゴー:言葉や話を並べる
A + แล้วก็(レーオゴー)+ B ⇒ A、そしてB・A、それからB
レーオゴーは、並べたいものや、次の話をつなぐのに使います。次の例では「友達」と「犬」を並べ、その両方と一緒に走ることを伝えています。
私は友達と犬と走りますฉันวิ่งกับเพื่อนแล้วก็หมาチャン ウィン ガップ プアン レーオ ゴー マーcʰán wîŋ kàp pʰɯ̂an lɛ́ɛw kɔ̂ɔ mǎa
私は友達と犬と走りますฉันวิ่งกับเพื่อนกับหมาチャン ウィン ガップ プアン ガップ マーcʰán wîŋ kàp pʰɯ̂an kàp mǎa
「友達と走る」の「と」は、「一緒に」という意味なのでガップを使います。
「友達と犬と走る」では、「友達と犬」の間に入っている「と」は「友達」と「犬」を同列に並べているためレーオゴーも使えます。ただし、「その両方と一緒に走る」の「と」にはガップを使わなければなりません。
ガップを続けるより、レーオゴーが便利な時
料理をいくつも注文する場面で見てみましょう。メニューが決まっていて、すらすら言うなら、ガップでつながなくても問題ないです。
ソムタムとコームーヤーンとヤムウンセンとビールをくださいขอส้มตำกับคอหมูย่างกับยำวุ้นเส้นกับเบียร์コー ソムタム ガップ コームーヤーン ガップ ヤムウンセン ガップ ビアkʰɔ̌ɔ sôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ kàp yam wún sên kàp bia
ソムタム、コームーヤーン、ヤムウンセン、ビールをくださいขอส้มตำ คอหมูย่าง ยำวุ้นเส้น เบียร์コー ソムタム コームーヤーン ヤムウンセン ビアkʰɔ̌ɔ sôm tam kʰɔɔ mǔu yâaŋ yam wún sên bia
一方、「それと、あとこれも」という感じを出すには、レーオゴーが便利です。
ソムタムとコームーヤーン、あとヤムウンセンとビールをくださいขอส้มตำกับคอหมูย่างแล้วก็ยำวุ้นเส้นกับเบียร์コー ソムタム ガップ コームーヤーン レーオ ゴー ヤムウンセン ガップ ビアkʰɔ̌ɔ sôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ lɛ́ɛw kɔ̂ɔ yam wún sên kàp bia
単語の内訳
ยำวุ้นเส้นヤム ウン センyam wún sên
春雨のサラダ
ドゥアイ ด้วยを一緒に使う
最後にドゥアイ ด้วย(dûay)を付けると、「~もお願いします」という感じを出せます。必須ではありませんが、注文でよく使う言い回しです。
ソムタムとコームーヤーン、あとヤムウンセンとビールもくださいขอส้มตำกับคอหมูย่างแล้วก็ยำวุ้นเส้นกับเบียร์ด้วยコー ソムタム ガップ コームーヤーン レーオ ゴー ヤムウンセン ガップ ビア ドゥアイkʰɔ̌ɔ sôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ lɛ́ɛw kɔ̂ɔ yam wún sên kàp bia dûay
迷いながら注文する時の「それから……」
ソムタムとコームーヤーンは決まっていて、メニューをめくりながら次を考えている。そんな時は、「レーオゴーーー……」と、「それからーーー……」のように間を持たせて話せます。
ソムタムとコームーヤーン……それから、ヤムウンセンもส้มตำกับคอหมูย่าง…แล้วก็…ยำวุ้นเส้นด้วยソムタム ガップ コームーヤーン……レーオ ゴー……ヤムウンセン ドゥアイsôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ…lɛ́ɛw kɔ̂ɔ…yam wún sên dûay
ソムタムとコームーヤーン……と、ヤムウンセンもส้มตำกับคอหมูย่าง…กับ…ยำวุ้นเส้นด้วยソムタム ガップ コームーヤーン……ガップ……ヤムウンセン ドゥアイsôm tam kàp kʰɔɔ mǔu yâaŋ…kàp…yam wún sên dûay
ガップの途中で間を置くこともできますが、「それから、あと何にしようかな」という話のつなぎには、レーオゴーが使いやすいでしょう。間の使い方も会話の要素の1つ。注文の時などに、少しずつ雰囲気をつかんでみてください。
ガップ・レーオゴーの違い・まとめ
กับガップkàp一緒にする相手や、並べるものをつなぐ
แล้วก็レーオ ゴーlɛ́ɛw kɔ̂ɔそして・それから・あと、と話をつなぐ
「友達と走る」ならガップ。「ソムタム、それからコームーヤーン」ならレーオゴー。日本語の「と」だけで選ばず、何と何をつないでいるかを見てみてください。
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タイ語の文法や、似た単語・表現の細かな違いをYouTube動画でも解説しています。気になるテーマから見てみてください。