タイ人はお酒が大好きです。
日本人にも飲むのが好きな方は多いので、このあたりは気が合うかもしれません。
お酒を飲むと酔っぱらいますが、タイ語で「酔っ払い」は何というのでしょうか?
タイ語の「酔う」
酔う ⇒ マオ เมา(mao)
これだけで酔う、という意味を持っています。
ただし、「酔っぱらったー」と言いたい時には、完了を表すレーオを付けて
マオ レーオ เมาแล้ว(mao lɛ́ɛw)
となります。
女の子と飲んでいて、相手が酔っぱらったか確かめたい時には、
マオ ル ヤン?เมาหรือยัง(mao rɯ̌ɯ yaŋ)
となります。
ルヤン?は、「もう~した?」という表現です。
もうご飯食べた? ⇒ キン カーオ ルヤン?
กินข้าวหรือยัง (kin kʰâaw rɯ̌ɯ yaŋ)
もう食べたよ ⇒ キン レーオ
กินแล้ว (kin lɛ́ɛw)
家帰った? ⇒ クラップ バーン ルヤン
กลับบ้านหรือยัง(klàp bâan rɯ̌ɯ yaŋ)
まだ ⇒ ヤン ยัง(yaŋ)
酔っぱらった?
マオ ル ヤン?
เมาหรือยัง
(mao rɯ̌ɯ yaŋ)
まだ酔ってねーよ
ヤン マイ マオ シ
ยังไม่เมาสิ
(yaŋ mâi mao sì)
俺は酔っちゃったよ
ポム マオ レーオ
ผมเมาแล้ว
(pʰǒm mao lɛ́ɛw)
会話にするとこんなところでしょうか。
マオを使った表現
マオは単体で使うことも多いですが、
マオを絡ませた様々な表現があります。
酔っ払いのキーマオ
タイ語でウンコを表すキーをマオの前に持ってきて
キー マオ ขี้เมา(kʰîi mao) ⇒ 酔っ払い
となります。
キー単体ではウンコのことですが、
様々な単語の前に付けることによって、その言葉にネガティブな意味を持たせます。
例えば
キー ニャオ ขี้เหนียว(kʰîi nǐaw) ⇒ ケチ(ニャオ単体だと粘っこい)
キーの使い方についてはまた紹介します。
ちなみに、有名なタイ料理にパットキーマオというものがあります。
パットは炒めるという意味で、カオパット(チャーハン)のパットです。
直訳すると酔っ払いを炒めるとなりますが、
酔っ払いがシラフになるほど辛いところからこの名がついたと言われています。
もちろん辛さは調節できますけどね。
飲んだら乗るな
日本の酔っ払いならだれもが聞いたことのある文句ですが、
タイ語にも全く同じ言葉があります。
飲んだら乗るな ⇒ マオ マイ カップ
เมาไม่ขับ(mao mâi kʰàp)
カップは運転するという意味です。
酔っぱらったら運転はダメ、そのままですね。
二日酔いのマオカーン
先ほどのパターンからいくと、二日酔いには「2」が入ると思いがちですが、
タイ語で二日酔いはマオ カーンเมาค้าง(mao kʰáaŋ)と言います。
カーンค้าง(kʰáaŋ) ⇒ 余る、残る、滞納する
酔うことが余っている、残っている、ということで、二日酔いになるんですね。
最近の若い子は、英語をそのままタイ語にして使うことも多いです。
英語のhangoverからヘーン オーワーแฮงค์โอเวอร์(hɛɛŋ oo wəə)
更にそれを省略してヘーンแฮงค์(hɛɛŋ)などと言います。
乗り物酔いはタイ語で?
日本では、車に酔う場合も酒に酔う場合も、同じ「酔う」を使います。
タイ語もそれと全く同じで、
~に酔った ⇒ マオ~
となります。
車に酔う ⇒ マオ ロット เมารถ (mao rót)
船に酔う ⇒ マオ ルア เมาเรือ (mao rɯa)
乗り物に酔いやすい方は、事前に酔い止めを買っておきましょう。
酔い止め ⇒ ヤー ゲー マオ
ยาแก้เมา(yaa kɛ̂ɛ mao)
ヤーは薬、ゲーは修理するという意味です。
酔いを修理する薬で「酔い止め」となるんですね。
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