タイ語の勉強始めたばかりの方は、
{カオチャイ}と{ルー}の違いが曖昧なのではないでしょうか?
また、タイ語をそこそこ勉強されている方の中にも
{ルー}と{ルーチャック}の違いが、いまいちわからない方もいるでしょう。
カオチャイとルーの違いについて
この2つの違いは明白です。
カオチャイ เข้าใจ (kʰâo cai) ⇒ わかる、理解する
ルー รู้ (rúu) ⇒ 知っている
英語で言うところの、knowとunderstandですね。
カオチャイの「カオ」は「入る」、「チャイ」は「心」です。
心に入る ⇒ 理解する
となるわけです。
ルーとルーチャックの違いについて
どちらも同じ「知っている」という和訳を持ちます。
説明してよ、と言われてもパッと説明できない方は多いはずです。
ルー รู้(rúu) ⇒ 漠然と知っている
ルー チャック รู้จัก(rúu cɑ̀k) ⇒ よく知っている
簡単に説明するとこんな感じになります。
「知っている」のニュアンス
現在のタイの首相を知っていますか?の問いに対して、
ルー ⇒ 知っています(名前を知っている)
ルーチャック(カオ) ⇒ (彼のことを)知っています(知り合い)
こんな感じになります。
ルーチャックのすぐ後ろには、
自分が良く知っている、または体験している、
人物や場所、物事などが来ることが多いです。
プーケットのことを知っています
タイに興味がある方でプーケットを知らない方はいないでしょう。
日本語では、「プーケットのことを知っている」と一言で片づけられますが、
タイ語では、どの程度知っているのかでルーとルーチャックを使い分けます。
プーケットという島がタイにあるらしいという程度の知識の場合は{ルー}
1年住んでいて知り尽くしている場合は、{ルーチャック プーケット}
となるわけですね。
「~なら知ってるよ」の表現
これで{ルー}と{ルーチャック}の違いがはっきりと分かったのではないでしょうか?
「よく知っている」の程度は人によって異なりますので、
そのあたりは何となくで使い分けてください。
しかし、あんまり{ルーチャック}ばかり使っていると、知ったかぶりと思われるかもしれませんが。。。
それでは、タイの首相知ってる?と聞かれて、
名前は知ってるよ、名前と年齢なら知ってるよ、といいたい時はどうするのでしょうか?
ルー テー + A รู้แต่(rúu tɛ̀ɛ) ⇒ 知ってるけどAだけ
名前なら知ってるよ ⇒ ルー テー チュー รู้แต่ชื่อ(rúu tɛ̀ɛ cʰɯ̂ɯ)
テーแต่(tɛ̀ɛ)は、英語で言うbut「しかし」を表す接続詞ですが、
{ルー}と合わせることでこのような意味を持つのです。
これを使えば、知ったかぶり疑惑もなくなるでしょう。
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