タイに住んでいてもタイを旅行していても、当然お腹がすくことになります。
「ごはんを食べる」はタイ語で{キンカーオ}となり、タイ語学習者であれば当然知っている表現ですね。
それでは、「小腹を満たす」といった表現はどのように言えばよいのでしょうか?
今回は、「腹ごしらえ」に関するタイ語です。
タイ語で「腹ごしらえ」
小腹を満たす、腹ごしらえをする ⇒ キン ローン トーン กินรองท้อง(kin rɔɔŋ tʰɔ́ɔŋ)
{キン}は「食べる」という超基本動詞なので、ここでは説明を省かせていただきます。
ローンรองについて
รอง(rɔɔŋ)
これ一文字だと「下に置く」「受け皿にする」といった意味を持ちます。
下から何かを支えるというニュアンスですね。
最もわかりやすい例えが、「靴」を意味する{ローンタオ}です。
ローンタオ รองเท้า(rɔɔŋ tʰáo)
{タオ}単体では「足」という意味になりますが、その足を支えるものという意味で「靴」となるんですね。
また、「支える」というニュアンスから、{ローン}の後に役職などを付けることで、
「副~」「準~」という表現が出来上がります。
首相 ⇒ ナー ヨック ラッ タ モン トリー นายกรัฐมนตรี(naa yók rát tʰa mon trii)
副首相 ⇒ ローン ナー ヨック ラッ タ モン トリー รองนายกรัฐมนตรี(rɔɔŋ naa yók rát tʰa mon trii)
教授 ⇒ サーッ トラー ジャーン ศาสตราจารย์(sàat traa caan)
准教授 ⇒ ローン サーッ トラー ジャーン รองศาสตราจารย์(rɔɔŋ sàat traa caan)
ちなみに、
「暑い」のローンร้อน(rɔ́ɔn)
「泣く、叫ぶ」のローンร้อง(rɔ́ɔŋ)
とは綴りも発音も違うので気を付けましょう。
トーンท้องについて
ท้อง(tʰɔ́ɔŋ)
色々な意味を持つ単語ですが、ここでは「お腹」を意味します。
旅行者の方も覚えておいたほうが良い{トーン}を使った単語が、
お腹が痛い ⇒ プワット トーン ปวดท้อง(pùat tʰɔ́ɔŋ)
お腹を壊す、調子が悪い ⇒ トーン シアท้องเสีย(tʰɔ́ɔŋ sǐa)
になりますね。
{シア}は「壊れる」「失う」等の意味を持ちます。
キンローントーンกินรองท้องを使ってみよう
それでは最後に、キンローントーンを実際の会話で使ってみましょう。
腹ペコペコだけど夕飯まで時間あるなー
ヒウ ジョン トーン キウ レーオ
テー ヤン マイ トゥン ウェーラー キン アーハーン イェン
หิวจนท้องกิ่วแล้วแต่ยังไม่ถึงเวลากินอาหารเย็น
hǐw con tʰɔ́ɔŋ kìw lɛ́ɛw tɛ̀ɛ yaŋ mâi tʰɯ̌ŋ wee laa kin aa hǎan yen
牛乳でも飲めば腹ふくれるよ
キン ノム ローン トーン ゴーン シ
กินนมรองท้องก่อนสิ
kin nom rɔɔŋ tʰɔ́ɔŋ kɔ̀ɔn si
ジムに行く前って何か食っといたほうがいいのかな
ゴーン パイ フィッ ネッ クワン キン アライ ローン トーン マイ
ก่อนไปฟิตเนสควรกินอะไรรองท้องไหม
kɔ̀ɔn pai fít neet kʰuan kin a rai rɔɔŋ tʰɔ́ɔŋ mǎi
痩せたいなら食べないほうがいいんじゃない?
チャン ワー マイ キン ディー クワー ナ ター ヤーク ジャ ポーム
ฉันว่าไม่กินดีกว่านะถ้าอยากจะผอม
cʰǎn wâa mâi kin dii kwàa náʔ tʰâa yàak càʔ pʰɔ̌ɔm
ジョン จน(con ) ⇒ ~に至るまで
トーン キウ ท้องกิ่ว(tʰɔ́ɔŋ kìw) ⇒ お腹ペコペコ
クワン ควร(kʰuan) ⇒ ~すべき
※【助動詞】~すべきだ ควรクアン参照
ワー ว่า(wâa ) ⇒ ~と思う
※ว่า ワー の使い方参照
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