友人や恋人といるときに、「~しようよ」「~しようぜ」という機会は多いでしょう。
「ご飯を食べに行こうぜ」「結婚しよう!」「別れましょう。。」などなど、
半分お誘い、半分命令みたいな表現です。
ガントゥ!กันเถอะでお誘い
タイ語で仲の良い友達を誘うときには、語尾に「ガントゥ」を付ければOKです。
ガン トゥกันเถอะ(kan tʰə̀ʔ) ⇒ ~しようぜ
ガンは、2つ以上のものが同じ動きをする際につける単語です。
助け合い(お互い) ⇒ チュワイ ガン ช่วยกัน (cʰûay kan)
同じ(2つのものが) ⇒ ムアン ガン เหมือนกัน(mɯ̌an kan)
「トゥ」は軽く命令口調で誘いたい時に「ガン」と一緒に使うことで、
「~しようぜ」という意味を持ちます。
行こうぜ ⇒ パイ ガン トゥ ไปกันเถอะ(pai kan tʰə̀ʔ)
飯食おうぜ ⇒ キン カーオ ガン トゥ กินข้าวกันเถอะ(kin kʰâaw kan tʰə̀ʔ)
単純に語尾に付けるだけなので文法上は簡単ですが、
「トゥ」の発音がかなり難しいです。。。
「トゥ」のようにも聞こえますし、「タッ」にも聞こえます。
「トゥ」寄りの「タッ」といったところでしょうか。
少し丁寧に誘う場合
ガントゥは軽い命令が含まれているため、目上に使うのは好ましくない感じがします。
それでは、目上の方を誘うときはどうすればよいのでしょうか?
行きましょうか? ⇒ パイ ガン マイ? ไปกันไหม (pai kan mǎi)
ごはんを食べましょうか? ⇒ キン カーオ ガン マイ? กินข้าวกันไหม (kin kʰâaw kan mǎi)
「トゥ」の部分を疑問の「マイ」に変えるだけです。
むしろ、「マイ」を「トゥ」に変えることで少し強めの誘い文句になると覚えましょう。
※「ガントゥ」が汚い表現というわけではなく、日常的によく使われます。
「トゥ」เถอะを使った表現
「ガントゥ」とセットで覚えるのが良いのですが、「トゥ」単体でも使うことができます。
行っていいよ。行ってよ ⇒ パイ トゥ ไปเถอะ(pai tʰə̀ʔ)
食べな。食べて ⇒ キン トゥ กินเถอะ(kin tʰə̀ʔ)
「一緒の動きをする」の「ガン」が抜けることで、単純に軽いお願いや命令の意味となります。
こちらも軽い命令の意味が含まれますので、目上の人には使わないほうがいいでしょう。
行っていいですよ ⇒ パイ ダーイ ナ ไปได้นะ(pai dâai náʔ)
食べてくださいね ⇒ キン ノーイ ナ กินหน่อยนะ (kin nɔ̀ɔy náʔ)
~してください ⇒ ノーイหน่อย(nɔ̀ɔy)
※タイ語でお願いしてみよう「~してください」のチュワイ~ノイ参照
そもそも目上の人に「行っていいですよ」なんて言わないかもしれませんが、
「ガントゥ」に対してやわらかい表現といえるでしょう。
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