英語で言うonlyにあたるタイ語の表現です。
日本語でもよく使う表現ですが、タイでも毎日のように登場します。
基本的な表現は
แค่ケー(kʰɛ̂ɛ)~
เท่านั้น タオナン(tʰâo nán)
の2つです。
แค่ケー~の「たった」
基本的な、「たった~だけ」という意味です。
たった10バーツ ⇒ ケー10バーッ แค่10บาท (kʰɛ̂ɛ 10 bàat)
たった2人 ⇒ ケー2コン แค่2คน (kʰɛ̂ɛ 2 kʰon)
たった7バーツでバスに乗れます ⇒ ケー 7 バーッ ナン ロットメー ダイ
แค่7บาทนั่งรถเมล์ได้ (kʰɛ̂ɛ 7 bàat nâŋ rót mee dâai)
2人だけだけどいいですか? ⇒ ケー 2 コン ダイ マイ?
แค่2คนได้ไหม(kʰɛ̂ɛ 2 kʰon dâi mǎi)
たったこれだけ、これくらい ⇒ ケーニー แค่นี้(khɛ̂ɛ níi)
たったそれだけ、それくらい ⇒ ケーナン แค่นั้น(khɛ̂ɛ nán)
どれくらい ⇒ ケーナイ แต่ไหน(khɛ̂ɛ nǎi)
ロット メー รถเมล์(rót mee) ⇒ バス
2つのケーニー?
タイ語の読める方にしか関係のないことですが、
ケーニーのニーには2つあります。
①แค่นี่(kʰɛ̂ɛ nîi)
②แค่นี้(khɛ̂ɛ níi)
ニーの発音記号が違うだけです。
忠実に訳すのであれば、1番のแค่นี่を使って「これだけ」ですが、
一般的に利用されているのは2番のแค่นี้になるかと思います。
ケーニーを使った表現
えっこれだけ? ⇒ ケーニーロー แค่นี้เหรอ(kʰɛ̂ɛ níi rə̌ə)
とりあえず以上で ⇒ ケーニー ゴン ナ แค่นี้ก่อนนะ(kʰɛ̂ɛ níi kɔ̀ɔn náʔ)
これだけで十分だよ ケーニー ゴ ポー ナ ⇒
แค่นี้ก็พอนะ(kʰɛ̂ɛ níi kɔɔ pʰɔɔ náʔ)
เท่านั้น タオナンの「それだけ」
タオナンも「それだけ」という意味を持っていますが、
こちらは文末に付けることの多い表現です。
100バーツしかないです ⇒ ミー 100バーッ タオナン
มี100บาทเท่านั้น(mii 100 bàat tʰâo nán)
昨日はご飯食べて寝てただけ ⇒ ムアワーン キン カーオ レオ ノーン タオナン
เมื่อวานกินข้าวแล้วนอนเท่านั้น (mɯ̂a waan kin kʰâaw lɛ́ɛw nɔɔn tʰâo nán)
ケーとタオナンの違い
どちらも「~だけ」と訳すことができますが、両者はニュアンスが異なります。
ケー2コン แค่2คน (kʰɛ̂ɛ 2 kʰon) ⇒ 2名のみ
2コン タオナン 2คนเท่านั้น (2 kʰon tʰâo nán) ⇒ 2名限定
ケーがたった2人しかいないという表現なのに対して、
タオナンは1名でも3名でもなく2名のみという感じです。
無理やりこじつけましたが、まぁ同じような感じですね。。。
ケー10バーツ แค่10บาท (kʰɛ̂ɛ 10 bàat) ⇒ たった10バーツぽっち
10バーツタオナン 10บาทเท่านั้น (10 bàat tʰâo nán) ⇒ 10バーツポッキリ
ケーが10バーツなど大した額ではないという意味なのに対して、
タオナンは10バーツさえあれば、というニュアンスですね。
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