タイ語で「こんにちは」といえば、{サワディーカー}ですね。
色んなタイ語の本にも書かれているのではないかと思います。
タイに来たことがない方でも、ひょっとしたら知っている単語です。
しかし、{サワディーカー}は他にも様々な使い方があったのです。
一般的に使われている表現なので覚えておきましょう。
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サワディーカップの使い方
タイ語で「こんにちは」 ⇒ サワディーカップ/サワディーカー
これは間違いではないのですが、この{サワディーカップ}は、
そのほかの様々な場面でも使うことができます。
「さようなら」の意味を持つサワディーカー
タイ語で「さようなら」と調べると、
という言葉が出てくるでしょう。
これも立派な「さようなら」ですが、
あまり使っているタイ人を見たことはありません。
{ラーゴーン}の詳しい使い方は、
タイ人は「さようなら」にラーゴーンを使わない?を参照してください。
{サワディーカップ}は、「さようなら」という場面で使うことができるのです。
ちなみに、電話で最後に切るときにも、
{サワディーカップ}が良く使われます。
日本語にすると、「それでは失礼します」「またね」といった感じですかね。
「おはよう」の意味を持つサワディーカップ
元々は、{アルンサワット}という表現が「おはよう」として使われていました。
実際に、小さな子供たちは学校で習うのか、{アルンサワット}を使うことも多いです。
しかし、タイ社会で多く使われているのは、{サワディーカップ/サワディーカー}です。
{サワディー カップ}が一般的なあいさつ、
{アルンサワット}は少々上品な印象を受けるあいさつです。
アルンอรุณ(a run) ⇒ 日が昇る、夜明け、暁
観光地で有名なワットアルン(暁の寺)のアルンは、このアルンになります。
近所のタイ人の方々に{アルンサワット}を使ってみるのもよいでしょう。
「こんにちは」の意味を持つサワディーカップ
これは聞いたことがない、という方のほうが多いのではないかと思います。
私も聞いたことがありませんので、ほぼ使われていない気がします。。。
こんにちは = サワディー สวัสดี (sa wàt dii)
となっていることが多いので、
女性はサワディーカー สวัสดีค่ะ (sa wàt dii kʰâʔ)
で問題ありません!
「こんばんは」の意味を持つサワディーカップ
こちらも聞いたことがないですね。。。
知らない単語は聞き流してしまうことが多いため、ひょっとしたら使っているかもしれませんが、
特に知らなくても生活できる単語です。
こんなことを言ってしまっては元も子もありませんが、一応正式な昔ながらの「こんばんは」です。
覚えられる方は覚えてしまいましょう。
どっちでもいい方は「サワディーカップ」で。
サワディーのまとめ
昔ながらのタイ語では
おはよう ⇒ อรุณสวัสดิ์ アルンサワット(a run sa wàt)
こんにちは ⇒ ทิวาสวัสดิ์ ティワーサワット (tʰí waa sa wàt)
こんばんは ⇒ สายัณห์สวัสดิ์ サーヤンサワット (sǎa yan sa wàt)
となります。
それが現代では、すべてに
男性が サワッディーカップ สวัสดีครับ(sa wàt dii kʰráp)
女性が サワディーカー สวัสดีค่ะ(sa wàt dii kʰâʔ)
が使われるようになりました。
ちなみに、タイ人数人に聞きましたが、
{アルンサワット}以外は知らないという答えが大多数でした。。。。
タイ人は略すのが好きなので、知らず知らずの間に短く変化し、
長い時を経てそれが社会に定着していったのでしょう。
昔ながらのタイ語あいさつは、絶対に覚えないといけないというものではありません。
普段は{サワディーカップ/サワディーカー}を使い、
昔は他の単語があったという程度で覚えておくとよいでしょう。
サワディーカップを使ってみよう
タイ人は日本人同様、年上を敬う文化を持っています。
{サワディーカップ}に限らず、基本的に挨拶は年下や目下の方から行いましょう。
{サワディーカップ/サワディーカー}は、ワイをしながら行うと喜ばれます。
ワイとは、日本の合掌のことです。
目上の方にあいさつするときには指先を鼻のあたりまで持ってきて、
同僚や同世代の方の場合は指先を顎のあたりまで持ってきて手を合わせます。
手を合わせるのと同時にサワディーカップ/サワディーカーで丁寧なあいさつとなります。
最近の「サワディーカップ」
先ほど、タイ人は略すのが好きだと書きましたが、
最近はサワディーをさらに略した若者言葉が使われることが多いです。
サワッディーの「サ」を抜いて ワッディー วัสดี(wàt dii)
さらに「ワッ」まで省略して ディー ดี(dii)
などと言う表現が増えてきています。
ただし、目上の方や良く知らない人に使うのは失礼なので、
仲の良い友人や同僚同士で使うようにしましょう。
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おお、気づきませんでした。ありがとうございます!